教育・研修

医学部学生教育

医学部学生への教育に関しては臨床実習を重視し、クリニカルクラークシップの実践を心がけています。これまで教室(講座)別に行ってきた実習を平成22年度からは消化器外科、腫瘍・胸部外科、心臓血管外科の3教室の合同プログラムへと改革することで連続した6週間の外科実習が可能になりました。消化器外科では診療科として消化管外科、肝胆膵外科を主に担っていますが、実習期間を長くしたことで、学生が担当患者の術前から術後管理までを一貫して実習できるシステムになっています。学生はstudent doctorと称され、診療チームの一員としての働きを任されます。症例提示から、手術の助手、診療記録の記載等にいたるまで、上級医の指導の下、実際に診療業務をともに行いながら学ばせることで、患者と向き合える臨床医を育てる努力を行っております。

医学部学生教育

 

研修医教育

消化器外科学教室は関連病院として、中四国を中心に多数の基幹病院ならびに、中、小規模病院をも有しております。それら病院は、各々の形で地域医療をになう中で、研修医教育も担い、これまで多くの優秀な人材を輩出してきました。優れた指導医の下、同門の中で人間関係を育みながら、外科研修を行えるシステムになっております。複数の関連病院をローテーションすることで、まずは日本外科学会が認定する「外科専門医」に必要な修練を積めるプログラムを各人の経験に応じて提供します。
そのような外科専門研修はこれまで入局という形でしか行っていないものでしたが、近年の研修システムの大変革から研修医を取り巻く状況、帰属意識も変化しつつあります。時代の変化に合わせ、あえて帰属教室を制限しないシステムで外科専門医教育を行う活動も行っております。学生教育と同様に消化器外科、腫瘍・胸部外科、心臓血管外科の3教室が一致協力して外科研修プログラムを提供する形を構築中です。そのプログラムでは「外科マネージメントセンター」という組織が各研修医の業績管理を行い、外科専門医への修練施設のアドバイスを行うこととしています。まだ立ち上がったばかりの組織ですので、今後の運用を慎重に行い、成功に導く必要があると考えております。

研修医教育

大学病院での外科研修においては、技術的にも人格的にも優れたスタッフ、医員とともにチームを組み、様々な併存疾患を有する患者を受け持ちながら専門性の高いエビデンスに基づいた最新の診断、治療の指導を受けることができます。大学病院として他の病院にない特色は、やはり研修医も学生指導の一躍を担うことにあります。教育される立場だけではなく、教育を自ら行う経験は人格的にも知識、技能の面でも自己研鑽に励む動機付けになるものと考えています。

また、外科専門医が取得できても外科医の修練に終わりは無く、さらにサブスペシャリティを選択して修練を重ねることも可能ですし、大学院へ進んで研究を行うことも、海外留学を行うことも可能で、各個人の特性を活かした将来設計を教室としてもサポートしてまいります。
取得可能な資格:外科専門医、消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医、日本肝胆膵外科学会高度技能医 乳癌学会専門医、呼吸器外科専門医、大腸肛門病学会専門医、透析医学会専門医、肝臓学会専門医、癌治療認定医、薬物療法専門医など

 

大学院教育

博士課程、修士課程コースがあり、外科医が研究を行うだけではなく、医学部医学課程卒業生以外の志願者にも、また海外留学生にも門戸を開放しております。これまでの主な研究分野は(H22年の時点で)、

等があり、スタッフ、設備にも恵まれた環境で研究を行うことができます。当研究室からこれまでNature Medicine, Nature Biotechnology, JNCI, JCI, PNAS, Cancer Resなどの海外有名ジャーナルに掲載されるような研究成果を報告してきております。 単なる手術技能の習得に終わる外科医ではなく、科学的思考能力を持った医学者でもある外科医の育成を目標に大学院教育を行っております。夢を持って医学の進歩に寄与する最先端の研究に取り組んでもらいたいと考えます。

大学院教育